東日本大震災での爪痕

今回のＧＷ休みでの一番の目的地は昨年から何度かお邪魔させてもらっている宮城県岩沼市。

震災以降毎月１回、コーヒーサービスをされているユーザーさんのお手伝いに行ってきました

車を止めるとすぐに駆け寄って来てくれたのは地元のお子さんたち「今日は前のキャンピングカーと違うんだね～」

「あ、この犬覚えているよ前にも来てたよね」

前回お邪魔したのは９か月前の夏休みにもかかわらず、皆さん覚えていてくださっていてとっても嬉しかったです

毎回感じるのは、皆さんの暖かさ

「どこから来たの？これ食べてみて」と、お手製のお料理を持ってきてくださったり

あっという間の２．５日間でした

最終日の撤収を手伝ってくれていたお子さん達、最後の最後に「おじちゃん、、、帰らないで。」と言ってくれていた顔が忘れられません

地元の方々の「一度、石巻と女川を見てくれば」と言うお勧めもあって、今回案内をしてもらいました。

石巻の高台からは、津波が押し寄せてくる映像で見た景色が目の前に広がっていました。

下へ降りていくと「がんばろう！石巻」の大きな看板とこの時期、大きなこいのぼりが上がっていましたが、その他には一面何もない。

前を見ても、後ろを見ても、何もない世界。

次に女川へ移動。

海から山間にかけて狭まった地形が、やってきた津波の勢いを増し、河川をいっき

にさかのぼったそうです。

高台に立つ慰霊碑の辺りで話しかけてきてくれた地元の方いわく

「この高台に避難してきた人々が、襲ってきた津波に次々と車ごと、みんな流されちゃったんだよ」

高台からは山あいまで基礎を残しただけの地面がずっと広がっているだけ。

その中に津波で根こそぎ倒された３階建ての鉄筋コンクリートの建物が数件、まるで模型のように倒れたままの状態で残っていました。

地元の報道関係制作のＤＶＤ（上段）と、地元の個人の方が当時の写真をまとめられたＤＶＤ（下段）

「できるだけ多くの人に、この現実を知ってもらいたい。多くの方に見てもらいたい。そして後世まで伝えたてもらいたい。」

とのお話しで、貴重な資料をお預かりしてまいりました。

ご覧になりたい方は、お声掛けください。

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