ここのところ、お客様より
「キャンピングカーに取り付けた家庭用エアコンをサブバッテリーで稼働させることは出来ないの?」
とのご質問をよくいただくようになりました。
「やってできなくはないのですが、これが結構やっかいなんですよ」とお話ししていたのですが、
やっかいなことを面倒がっていてはいけませんまずは自分のキャンピングカーで実験してみることにいたしました。
理論としては家庭用エアコンの電源は交流の100V、サブバッテリーは直流の12V。
サブバッテリーの直流12Vを交流の100Vに変換するにはインバーターと言う変換装置が必要になります。
また、サブバッテリーの電気を使ったら元通りに充電しなおさなければなりません。
今回バッテリーはAGM100Aを4つ並列に繋ぎました。
実験に使った車には、元々100Aのサブバッテリーが3個付いており、これに今回4個をプラスして、合計7個のサブバッテリーに走行充電させるのは大変危険なので、
今回新しく付けた4個のサブバッテリーの充電方法は、外部100V充電のみとし、
更には、400Aを充電する充電器も特殊な物になるので切り分け器を付けて200Aを2系統で充電するようにしました。
図で書いてみるとこんな感じ
設置場所と方法ですが、
100㎏超えのかなりの重量となるので、車に掛かる負荷も考慮し、できるだけ車の中央部分、リアデフの真上辺りに3段方式で設置しました。
また、運転時及び充電時にはかなりの熱が発生するので、熱を逃がす対策も忘れてはなりません
いざ実験開始!日中最高気温36℃となる猛暑日を選んだ為、省エネ型エアコンとは言えコンプレッサーは常にフルパワー状態
一番暑くなる午前11時からエアコンを運転開始し、今回のシステムではエアコン設定温度24℃で午後4時30分まで運転する事が出来ました。
更に気温の下がる夜などはもっともっと稼働時間が増えること間違いなし
また、今回実験をしたキャンピングカーは7mサイズの室内の広いキャンピングカーだったので、人気サイズの5mサイズのキャンピングカーなら、もう更に運転時間が延びそうです
このシステムのおかげで、我が家の今年の夏休みキャンプは快適に過ごすことが出来ました
来年はこのシステムにソーラーパネルを組み合わせて、より運転時間のupを構想中です
こうご期待ください
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